ついにやってきた、愛しのロバ男君とのお別れの日。
先週の土曜日、まあまあいい天気。
日曜はダービーで府中行きだし、たまにはゆっくりするか、と思ってたのですが。
5年ほど連れ添った愛しのロバ男君(ポンコツRover400SLi)とのお別れが近いので、洗車と室内掃除をしてさよならの用意をしてあげました。
小生とロバ男君との付き合いは結構古く、初代200SLi、2台目400Siと乗り継ぎ、5年前に400SLiはやってきました。
乗り出し1か月にしてRover社自慢のCVTが壊れ再起不能になった200SLi、地味にけなげな走りだった400Si、ブリティッシュレーシンググリーンと皮のシートが少し人目を引いた400SLi…。
それぞれメンテナンスや部品探しに悩んだり手を焼かせてくれましたが、みな個性的でいい車でした。
Rover社が消滅して時が経過し、数年前からminiやLand、Renge以外のセダン型のRoverはほとんど見かけなくなりました。
Rover同士がまれに細い道ですれ違ったりすると、フロントウィンドウ越しにお互いの顔を見て目で合図をしたり、たまたま相手ドライバーが妙齢の上品なご婦人だったりすると、何となく何かが始まるようなドキドキがあったりして…(もちろん何もありませんでしたが)。
いまどきこんな車に乗っている人は、よほどの物好き、へそ曲がりに違いないのですが、けっこうこの5年間それなりに楽しませてもらいました。
いっそ400から75へのグレードアップも考えていたのですが、あれこれ考えた末に、どこにでもある当たり前の車を買うことにしました。
まだ走行12万キロでルーフの一部の塗装劣化を除けばボディの艶もあり、これといって悪いところのない400SLi君ですが、もう誰かの手に渡って現役で活躍することはないでしょう。
長い間ありがとう、元気でね!