次回第八話で、半沢直樹が大和田常務に…
スノッブ極まりないかもしれないけど、最近日曜夜にTVで見て、翌週の夜中にネット動画でまた半沢直樹を再視聴するサイクルになってしまった。
第七話あたりから話の筋書きがこっけいで、少しかったるく感じていた。
60分でスカッとした気分にさせてくれるのを期待していても、展開がやや複雑になりすぎて翌週以降に爽快感が持越しとなったりして。
田中康夫みたいな金融査察官が出てくると、「こんな奴、妖怪どもの棲家・霞が関にも絶対いない!」という感じで、過剰演出の印象も感じ始めていたのだが…。
でも、ネットの再視聴でもまだまだ緊張感と面白さを十分味わうことができる。
予告によると、次回第八話の半沢のセリフに
「あんたこそ大馬鹿だ!」
というのがあるようだ。
極度に緊張した場面で恐らく半沢が大和田常務に投げつけるセリフだろうが、そのシチュエーションが楽しみになる。
振り返ってみると、日常生活や現実の仕事の場面で、こんなセリフを口にする機会は今までついぞなかった。おそらくこれからもないだろう。
そう感じたことは何回もあった。しかしその言葉は現実のものになったことはない。
だから人はストレスやモヤモヤを内に溜め込み、病気になって死んでいくのだろう。
半沢直樹の人気の秘密は、現実にはならない願望をフィクションの中でかなえてくれることにあるのだろう。
人は一度は言ってみたいと思っているハズ。