とある外食産業のこと
とある外食産業の専務さんとお会いし、情報システムや経営上の課題などについてじっくり話を伺った。
外食産業も多店舗展開を起動に乗せるなら、ITをどのように活用するかが大きなポイントとなる。
この会社も、レジから始まり顧客のポイント管理システム、宅配・宴会管理システムなどを順次導入してきたが、それぞれのシステムが持っている能力を「活用」しているとは言いがたい。
例えば「顧客ポイント管理システム」は、納入した会社がすでに消滅してしまいサポートを受けられないばかりか、まだネットワークがつながっていない店舗が残っていたりする。
ポイントシステムは、食事のごとに一定のポイントが貯まりそれを次回の支払に使えるので顧客から見るととてもうれしいサービスなのだが、またお店から見ると「顧客の愛顧化」に戦略的に使える武器のはずなのだが、同社ではそれが力を発揮しているとはいえない状況であった。
また、ときたまシステム自体の調子が悪く動かないこともあるそうなのだが、サポート会社が消滅しているので相談のもって行き場所がない。
おそらくそう安くはないシステムなのでリース契約で毎月費用を負担しているはずなのだが、毎月のリース料をとても恨めしく感じているのではないか、と想像してしまう。
あれこれじっくり3時間ほど話を伺ったのだが、近々当方のできることを提案する段取となった。
打合せの3時間の中で、食材業者さんや酒屋さんなどがひっきりなしに納品書などを持参して、それぞれに手土産を持って現れる。
すぐ食べなくてはならないものをそのままご相伴にあずかったが、草もち、桜餅、せんべい、茶菓子などけっこうこれだけでお腹がいっぱいになるくらいであった。
桜餅の葉っぱを食べるかどうかが話題にもなったが、割愛。