強烈な風の中、赤城登山決行!
連休のまん中の日、8日に赤城山に行ってきました。
そう、あの東北沖に強い低気圧が居座っているとかで、東日本一帯が大荒れの天気だったあの日です。
高崎・前橋はそれほどでもなかったのですが、大沼に近いみやげ物やさんにつくころはちょっとした嵐の様相で、沼にも大きな白波がたっていました。
大沼の近くでは、雨とも、湖水が強風で飛ばされてくるものとも見分けが付かないような水滴が横殴りに吹き付けてきます。
元来「何とかなるさ」派の小生には、もちろん雨具の用意などありません。
あわててペナペナの合羽を350円也で買い求め、せっかくここまで来たのだからひとまず登ってみようと、勇躍黒桧山(くろびやま)登山口から一歩を開始しました。
「赤城→けっこうメジャーな観光地→登山=ハイキング」という図式で軽い気持ちで臨んだのですが、どうしてどうして黒桧山から駒ケ岳へのコースは、最初の1時間半ほどかなりきつい登りが続きます。
なまった体が悲鳴を上げるのですが、一緒に行ってくれた人の手前弱音は吐けません。
どうにかこうにか黒桧山の山頂にたどり着き、三角点で写真を数枚。
晴れていれば日光方面、浅間、秩父の山々から遠く富士山まで見える絶好ポイントということなのですが、この日は360°白い霧に覆われ何も見えませんでした。
山頂はなおいっそう風が強く、少しばかりのアルコールで体を暖め人心地ついたところで次は駒ヶ岳を目指します。
緩やかな登り下りがしばらく続き、数十分で駒ケ岳のピークへ着きました。
この間、天候は霧が晴れたりまた曇ったりで一進一退、要所で写真を撮ってみたもののどれもイマイチです。
駒ケ岳山頂を過ぎると下りは約1時間。 黒桧山への登りと比べ、こちらの登山道には人間が作った手すりや木の階段などがところどころにあります。
しかし、枯葉のクッションが効いている自然の道と比べこの木の階段がけっこう足に負担となるようで、膝が少しづつ痛くなってくるのでした。
駒ケ岳を下り、少し物足りないので覚満渕の遊歩道を散歩、絶好の写真ポイントではデジカメの電池がなくなりシャッターが切れないお粗末。
帰りは今日のお供(山のベテランなので「お供」ではなく「師匠」)ご推薦の「水沼温泉センター」で一休み。
渡良瀬渓谷鉄道の水沼駅に併設する(というより温泉センターを駅にしてしまった感じ)この施設は窓を開けるとすぐ駅のホームがあります。
改札を通らずにセンターに窓から入ることもできるほどです。
食事はそば、うどん、てんぷらなど普通のメニューでしたが、そばと舞茸のてんぷらがけっこうおいしかったです。
車運転の関係でアルコールが飲めなかったのが残念ですが、お風呂もきれいで入浴料500円はお得です。
シーズンにはすぐ近くの渡良瀬川でヤマメ釣りも楽しめそうで、また別の季節に来てみたいところでした。
結局高崎に着いたのは7時半ころでしたが、心地よい疲労のなかで家につくと夢も見ずに朝までぐっすりでした。
当然のことながら慣れないことをやると体のあちこちがギクシャクし、翌日~翌々日とシップ薬、接骨医さんのお世話になるのでした。
PS
感想 赤城は「日本百名山」のひとつとかで登山者のカーナンバーを見ると、札幌とか滋賀とか日本中から来ているようでした。
地元では「赤城、ああ小学校の遠足で行ったよ」という感じなのですが、改めて見直すことになりました。
それにしても最近の中高年の登山ブームはすごいようで、今日の登山者の平均年齢から見ると小生などは若い方かもしれないと思いました。
ご多分に漏れず、小生も年々山が好きになっていくようではあります。