なつかしの東京高円寺南に何と…
月曜日に仕事で東京の高円寺に行きました。
午前中の打合せを終え、午後のアポイントまで少し時間があったので、高円寺南地区を散策してみました。
というのは、今をさかのぼるはるか昔に、ここに1年間住んだことがあるからです。
昭和51年ころのことです。
1年間というのは大学受験のための浪人時代で(1年ですんでよかった!)、浪人生ばかり集まった3畳一間の下宿屋でモンモンとした日々を送っていたのでした。
歩いてみると当時よく立ち寄ったスーパーや古本屋、文具屋などがそのまま残っていましたが、およそ30年前の当時すでに古かったあの下宿屋が残っているはずはない、と思いながらあちこちの路地に入って見ると、人がいる気配はなかったけど何とあの浪人下宿がほとんどそのままの形で残っているではありませんか!
まるでここだけ時代の流れに取り残されたような様子で、自分がいた部屋もそのまま残っていました。
飲酒を覚えたてで、飲んでは嘔吐した屋根もそのままでした。
まさか当時すでに60を越えていたと思われる下宿屋の美好ばーさんが生きているとは思えませんが、この下宿屋の前にばーさんと同じ苗字の表札がかかった新しい家が建っていました。
おそらくばーさんの子供さんか誰かが住んでいらっしゃるものと思われましたが、わざわざ尋ねていって「美好ばーさんどうしてますか?」などと聞くわけにも行かず、そのまま通り過ぎてきました。
驚きの余り下宿屋の写真を何枚か取ったのですが、一応の記念に後日掲載しようかと思います。
それにしても、30年前に埋めたタイムカプセルを開けたような一日でした。