地元のファッションハウスにコンサルなど…
今日は朝から地元のファッションハウスの経営コンサルなぞを…。
このお店、創業ン十年の老舗で、群馬の片田舎(失礼!)にある洋品店としてはけっこうトンガッたコンセプトでやっています。
何を売るかはもちろんですが、「どう売るか?」という提案販売で差別化を心がけているそうで、馴染みのお客さんが「×月○日に帝劇に観劇にいくことになったのよ」などと言えば、季節やシチュエーションにあわせファッションを提案するという。
社長は、月に2~3回は東京銀座に出向き、銀座の風を店作りに持ち込むよう努力を続けている。
メーカーとタイアップしてTVドラマで女優が着た衣服を(同じ種類の服ではなく、女優が使った服そのもの)、上得意様向けのクローズドオークションで提供したり、結構アイデアとバイタリティに溢れた経営を展開している。
ついつい、「井川遥のありますか?」と聞きたくなったが、不謹慎なので自重しました(笑)。
ようするに、いまどきの地方都市にはめずらしい元気で、前向きで、個性的なお店なのだ。
社長とは、数年前に県庁が施策として取り組んでいた「やる気塾」で顔見知りだったこともあり、2時間という限られた時間の中で面白い話をたくさんしてくれた。
しかし、聞けば聞くほど、中小地方都市の商店街で、ディスカウントストアや量販店に伍して小売店が生き残っていくことの難しさを実感してしまう。
こんなとき「コンサルティング」なるものの無力さも実感してしまうのだ!