以心伝心について考える
日本の社会には昔から「以心伝心」という言葉があります。
会社という組織、家族や夫婦という小集団の中で、言葉がなくても互いの考えていることが理解できるという意味だと思います。
通常夫婦は同世代の2人であることが多いものです。
たまに「年齢差××才」などというウルトラなケースがありますが、その場合、世代によるギャップを埋める道具に「愛」なるものがあります。
会社の場合はどうでしょうか?
就業年齢で行くと、定年前の世代から20歳(はたち)そこそこの若者まで、ざっと30歳以上年齢の違う人間が集まって集団を組織しています。
最近痛感するのは、たとえば50台と新卒世代など大きく世代の違う人たち同士は、互いに世代ギャップを前提に割り切った関係を構築できるようです。
たとえばその関係は、指示と指示受け、教える側と教えられる側という比較的安定した関係を作ることが出来ます。
しかし、比較的近い世代同士、たとえば50台と40前後の世代で微妙に「仕事観」が異なると、話はどこまで行っても平行線で、ある種の近親憎悪のような様相を呈してしまうことを感じています。
もちろん小生は前者の50台の人間=「ポスト団塊直後の世代」で、高度成長の末期を経験したいわゆる「モーレツ、仕事生きがい派」の最後の世代かもしれません。
そして、この「モーレツ、仕事生きがい派」と次の世代(名づけるなら仕事<生活世代?)とは、根本的に相容れないものがあるのかもしれません。
などと考えてしまう1日でした。
明日もまた頑張ろう!