地元出身国会議員のパーチー
に行ってきました。
この人、選挙区は東京の衆議院議員なのですが、南は沖縄から北は北海道まで日本全国に講演会がある稀有な人だそうで、繁華街のホテル会場にはたくさんの人が集まってました。
専門は教育だそうで、学生の頃からやっていた学習塾の経営者時代に基礎をかため、今では衆議院を4期やっているそうです。
父親が38歳で交通事故に倒れ、女手1つで3人の子供を育てた母上の苦労談など、講演で身の上話をひとしきり語った後、いよいよ懇親会が始まりました。
小中学校の同窓生の挨拶などはまだいいのですが、来賓と言われ登壇した松○市長や中×根参議院議員の話の長くてつまらないこと。おまけに暑くてたまらない会場の中で、乾杯を前にここまで待たせるとは、厚顔無恥でないと政治家は務まらないと改めて痛感しました。
それにしても、政治家は話の中身はなくても声の張りだけはたいしたものです。
年寄りのくせに自分はこんなに元気なんだから、後期高齢者問題など他人事に考えられるのだろう、などと妙な納得をしてしまいました。
出てくる人が皆、互いに相手を持ち上げ、「群馬から5人目の総理を!」などといっているのにうんざりした気分になっていると、県会議員、市会議員などの挨拶は時間の都合で割愛されました。
しかし、名前を呼ばれるとみんな会場から大きく元気な声で「ハイ!おめでとうございます!」などと、「親分、私はちゃんと来てますよ!」という意味の雄たけびを上げるのでした。
場がお開きになると披露宴の見送りのように、代議士と奥さんが出口で出席者を送ってくれます。
小生も握手しながら、「もう少し具体的なお話が聞きたかった!」などと言ってやると、「今度またゆっくり別の機会に!」とやんわり「次」のことを言ってくるのです。
「てやんで~、こちとらあんたの旧友でも何でもないんだから、今ここで具体的なことを聞かないと話になんね~ぞ!」などと、心に思っても大人として胸にしまいこむのでした。
それでも、今の日本で難問山積の教育問題に取り組むとは、その心意気だけはよしとしましょうか。