ジャパネット高田が会社にやってきた!
…といっても、あのキンキン声で年齢不詳男の高田社長が来たわけではない(来るわけがない)。
「還元水」とかいう水をもって、外商のセールスマンがやってきて会社でジャパネットのようなデモをやった、ということ。
数日前に「お弁当の試食いかが」とやってきた営業マンがいて、どうもこの人お弁当を会社で取ってもらいたいわけではなく、「還元水」で炊いたご飯の入った弁当を食べてもらいながら、「還元水」のデモをさせてもらいたい、というのが趣旨だった。
そのデモが今日あったということ。
アルカリイオン浄水器なるものが一時流行ったことがあるが、この「還元水」なるものは、最近老化や成人病の一因として悪玉に上がっている体内の活性酸素を退治してくれる、という商品らしい。
スーパーで買ったばかりのミニトマトを水道水と還元水に入れ、しばらくするとそれぞれのトマトの「活性酸素値(???)」が、「ほらこんなに違うでしょう?」と見せ、「毎日体に入るものなんだからどちらの水がいいでしょうか?」などと言う。
確かにそんなことを言われれば「還元水がいい」となるわけだが、原理は細かい墨のフィルターで水道水のろ過をするところにあるらしい。
理屈や仕組みについては詳しい話を聞けなかったが、とりあえずその効果には納得。
「老化の原因をシャットアウト」などといわれると、美容健康ブームの昨今、結構飛びつく人は多そうだ。
還元水を作る機械はリースで、月額2940円、交換フィルター代で1年にプラス15,000円ほどかかるそうだ。
安いと見るか高いと見るかは、ライフスタイルと気持ちの持ち方次第だろう。
しかし、一番気になるのは、この手の商品はその都度「××に効く画期的商品!」として登場するがしばらくするとブームが終わり、次の商品が「画期的!」といって登場することだ。
小売業態が栄枯盛衰をサイクルで繰り返すことを、確かマクネアとか言う人が「小売の輪の理論」とかいっていたが、この種のニッチ商品も立派に「輪の理論」が成り立つように感じる。
おかげで1食分お昼代が浮いたので、このデモの小道具類とセールスマン君を写真でも紹介しておきます。