Gunma Jazz Festival. 2012に行ってきました。
Gunma Jazz Festival. 2012に行ってきました。
数日前に居酒屋で飲んだ後、ふらりと寄ってみた老舗のJazzバー。20数年ぶりに入ったこの店でイベントのことを知り、2日・日曜なら烏川でフライをやるついでに行ってみようか?と気軽に前売りを買っておいたのですが…。
しかし、2日はあいにく朝から不安定な雨模様、とても川遊びどころではありませんでした。
仕方なく釣りをあきらめ、Jazz Festivalだけを目的に「はまゆう山荘」をめざし10時半に高崎の自宅を出ました。
雨は断続的に降り続き、山荘の中庭で予定されていたコンサートは結局室内ホールでの開催となり、ステージの再設営や音響の調整などで、予定時間をかなり遅れてJazzフェスはスタートしました。
高崎経済大学、群馬大学の学生バンドの演奏の後、地元社会人の演奏が続きます。
うまい下手はともかく、このところ「チュニジアの夜」のイントロを聞くとつい涙腺が緩くなってしまうのはなぜでしょうか?
ほほえましい学生バンドとベテラン社会人の地元バンドに続き、山荘ゆかりの横須賀からやってきた「暮六つ」という歯科医のバンドが誰でも知っている曲をJazzアレンジで聴かせます。さすが日本Jazz草分けの地からやって来たバンドだけあって、「また君に…」などの流行り歌やビートルズのスタンダードからJazz風「りんご追分」まで、リラックスした都会的な雰囲気と自由なスイング感を堪能させてくれます。
腕前は確かなものです。
「これで終わり」と言われても前売り2000円なら十分満足でしたが、年に一度のJazzフェスなのでSpecial Guestがまだ控えています。
アルト、ソプラノsaxの山口真文さん率いるカルテットが、夕方近くなって登場しました。
すでに十分Jazzを堪能していたところに、山口真文カルテットは、さらに心地よい追い打ちをかけてくれました。
老練な山口さんのsax、地元出身のベース・佐藤恭彦さんのハッスルプレイやピアノの片倉真由子さんももちろん良かったのですが、圧巻だったのはドラムの奥平真吾さんでした。彼のドラミングは、ダイナミックかつエキサイティングで、そのうえ実に正確無比。
さらにsax、ピアノ、ベースとのインタープレイが巧みで、消して他の楽器を押しのけて全面には出てくることはありません。
たった2000円でこんなにすばらしい技が聞けるなんて!、久しぶりに心が動かされ、会場出口でつい「The Force」という新宿PIT INNのLiveCDを買いました。
スノッブな性分ゆえ、奥平さんにサインもらい握手をしてもらって、帰りの車中大音量で「The Force」をかけ老体のRover君に鞭打ち、トップスピードで高崎に戻りました。
素晴らしかった! また来年も行こうっと!