「やいさほ」!、今も昔も悩みは同じ!

山本五十六が言ったとされる名言があります(本当は別に出所が有るという話も聞きましたが)。

「やいさほ」という名言です。
「やって見せて、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば、人は育たず」というやつです。

おりしも、ここ何日か日経新聞紙上に「人材育成と企業競争力」という連載コラムが掲載されています。
コラムの趣旨は、昔から日本の企業ではOJT(On the Job Training)が盛んで確実に成果を上げてきたが、バブル崩壊後は企業側にOJTを地道に行い、長期的に人を育てる風土(=余裕)がなくなってしまった、というものである。
確かに、「成果主義」「実力主義」が蔓延する中で、先輩の背中を見て仕事や生き方を体にしみこませる、なんて悠長なことは言ってられないというのが現実なのだろう。

人を育てると言うことはとても難しい。「やいさほ」という言葉でそれを見事に表した山本五十六は、確かな慧眼である。

しかし、この「やいさほ」には続きが有るという。
「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず」がそれで、「はみしま」とでもいうのでしょうか?

いやはや、難儀なことですな!
「ほめる」だけでなく「承認」し「任せ」て見守ってやらねばならないなんて!
気が遠くなりますね、実際!

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