さいたま新都心
さいたま新都心にて2件の打合せ。
ひとつは、近々開始する予定の「地域限定ネットワークサービス」に関するすり合わせと確認。
ひとつは、知人の会社が開発した「広告配信ディスプレイ」についてのヒアリング。
それぞれ初期の目的は達成した。
さいたま新都心の街を始めて体験、聞きしに勝る「味気ない街」だった。
昔、幕張に突然オフィス街が出現したときに、コンクリートの巨大な塊に圧倒されてしまった時と同じ印象を抱く。
当時の幕張には、IT企業、金融系など一流企業が先を争って進出したが、夜になると人の気配が途絶え暴走族の格好のサーキットとなっていた。
とにかく人間とか、生活とかの匂いがまったくない、不気味な街だった。
今はどうなっているかは、最近行っていないのでよくは知らない。
さいたま新都心も幕張も、かくもまあ人間は巨大な器を作るものだな~、と感心してしまう次第。
同じような感覚は、ゆりかもめで東京ビッグサイトに行く途中のモノレールから見える景色にも感じる。
ウォーターフロントだとか称して、バブル時代から東京湾は一気にその姿を変えてしまった。
たった100年程前には、そこには江戸前の<別の意味で豊かな海>があったはずなのだが…。
別にエコロジストではないけれど、もっと違う街の作り方があるのではないかと思うのだが。