ホリエモンは高崎競馬に出走するのか?
経営危機ですでに廃止が決まっている高崎競馬。
たまに気が向いて足を運んでみると、年金生活のおじいちゃんの溜まり場になっている。
レースはほとんど少頭数で行われ、配当は3桁が多い。
高崎所属の馬も数が少なく、毎回似たような顔ぶれでレースが行われることが多い。
馬の力関係がはっきりしているので、大概は順当な結果で決まるが、ときたま大穴が出る。
そんな時に一部のファンは、馬主、厩舎、旗手など関係者の「やり」と「やらず」を口にする。
地方競馬が八百長か否かというテーマには興味はないが、馬を走らせているのは生活を抱えた人間であることは確かなことだ。
いずれにしても、ここにはあまり健康的な明るさはない。
「やり」「やらず」の人間心理を読んでいても、何も面白いことはない。
そんな廃止間近の高崎競馬に救世主が現れたのは、10月の下旬だった。
ホリエモンという馬を保有しJRAの馬主様でもある、時の人ライブドアの堀江さんだった。
堀江さんの手法でやれば落日の地方競馬も再生させることができるとのことで、群馬県側は具体的な計画の提出を要請し、11月26日にはそれが提出される運びであった…はずだった。
ところが今日のニュースでは、ライブドアに知事が不快感 「計画明らかにしない」とのことだ。
何でも計画提出の日程を2度3度ライブドア側が反故にしていて、知事をはじめ県のお偉方がご立腹なのだそうだ。
東大・自治省・県知事というエリートや自治体のお偉方には、約束の日を守るとか文書の形式を整えるとかの要件がとても大切なことなのだろう。
確かに、今の高崎競馬には面白みはない。
しかし、日本一新幹線のターミナル駅に近い競馬場なら、何かやりようがあったのではないかとも思う。
廃止となると、なんとなくさびしいのは確か。
県や高崎市の無策には弁解の余地はないと思うのだが…。
その意味では、「俺がやればうまくいく」という堀江さんの心意気や痛快である。
でも、気合だけでなくきちんと形式要件も整えて、県ともうまくやってくださいね堀江さん。
ホリエモンもぜひ高崎競馬で走らせてくださいね。