リオ五輪楽し!祭りのあとの虚脱感が少し心配になる!

リオオリンピック&パラリンピックを思い切り楽しんでいます。

夏休み明けということもあり、最近は仕事が終わり家に着くのが21時頃。
スーパーのタイムセールで買い込んだ刺し身で日課の晩酌をしていると、時差12時間のリオでは午前中の種目が始まる時間になる。
前日すでに終わった種目のダイジェストを見て一喜一憂していると、じきに「LIVE」と右上に表示された次の競技が始まる。
水泳見てたら柔道が始まり、錦織と体操で熱くなり、卓球~レスリングと涙腺を緩ませるドラマが続く。

結果、夜寝られなくなる!毎日2時間ほどの睡眠状態が続くことになる!

かといって昼寝るわけにもいかず、少々ばて気味の今日この頃。
パラリンピック終了まで体が持つだろうか?

それにしても、今回のオリンピック、

日本選手の活躍がやけに目立つ!どうしてなのだろう?

確かに、柔道、体操、レスリングなどのお家芸だけでなく、テニス、バトミントンなど「史上初!」とか「ウン十年ぶり!」とか評される競技での健闘が印象的だ。カヌーなどという珍しい競技も、銅メダルを取った。

メダルには届かなかったけど、7人制ラグビーは予想外の頑張りを見せたし、水中の格闘技・水球にも強豪国を相手に「もしかしたら?」と思わせるような瞬間があった。

個人的には、

リオ日本人選手躍進の要因は、2つあるのではないか?

と考えている。

一つは、今回が最後 × 4年後は東京だという相乗的モチベーション

有終の美を!と思うベテランの「最後だから頑張る!」という執念と、何としても4年後の地元開催で「代表になりたい!」「東京でメダルを取りたい!」という若手のモチベーションが、いい具合に融合し全体のパワーを高めていると思うのだ。

例えば女子レスリング。吉田沙保里は日本中の切ない涙を誘ったが、吉田が引っ張る女子レスリングからは、何と4つの金と1つの銀(6階級のうち5階級でメダル!)を量産したではないか!
この5つのメダルは、2つのモチベーションの相乗効果の象徴だと思う。

もう一つの要因は、現地リオ社会の「日本大好き」ムード

にあると思うのだが、いかがなものだろう?

明治期1900年頃の日本は、日露戦争による疲労と関東大震災の影響で国力が極端に低下していた。
そんな時に、ブラジル、ペルーなどの南米諸国を中心に、国を挙げて移民政策が推進されたという。

国内で食えない人が、帰って来れる保証もないまま、生きる場を求めて南米行きの船に乗る!
たった100年ほど前は、日本もそんな時代だったのだ!

日本人はもともと勤勉だから、移民先で懸命に働き、いくたの困難を乗り越え南米現地に根を下ろし、信頼を獲得していったのだろう。

リオ五輪のブラジル人選手に中に、ファーストネームかセカンドネームのどちらかに日本名を思わせる選手が少なからずいた。明治の先輩たちが、現地社会に根を下ろし、3世から4世へと世代を繋いで行ったことの証明なのだろうと思う。

時は下って日本の高度成長期からバブル景気の時代にかけて、人手不足の3K職場の現業を中心に、南米からの逆移民がたくさん働き始めた。雇用者側も、日本人より安い労働力として南米日系人の力を必要としていた。
結果、群馬の東毛地区や静岡・浜松などの工業地帯にはブラジル人を中心に多くの南米人が定着し、大泉などはリトルブラジルなどと呼ばれるまでになる。

ことほど左様に日本とブラジルの関係は深い!

遠くて近い二つの国、それが日本とブラジルなのだ!

オリンピックの各競技の会場からは、地元選手への熱狂的な応援と同時に、日本人選手への暖かい声援が聞こえてくる。
きっとリオの街中の雰囲気も、日本選手や日本からの観光客に好意的で温かい接し方をしてくれているのではないか?(これは若干想像が入っている)

リオの街の心地よさ、これが日本人選手躍進の原動力の一つ!

といったら的外れな憶測であろうか?

二つの国の密接な関係は、これからも続く!

2016年リオから、2020年東京へ!

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