三連休。バイクカワサキバイク、ショーン川上さんのことなど。

21日に終わった三連休。

初日は東京の赤羽に中古バイクの見聞につき合い、2日目~3日目は事情がありパソコンに釘づけ状態。仕事が片付き、ようやくパソコンの前から離れることができたのは、何と22日の早朝4時半のことだった。

まず19日のバイク見聞について。

このバイク、今は亡き知人の形見だが人気のあるKawasaki Zシリーズ。
750CCを1100CCにボアアップ(ピストンの内径を大きくして排気量をアップさせること?)していたり、エンジン冷却のための改造をしたり、あちこちにバイク好きを伺わせる改造の手が入っている。

都内の改造バイク屋さんの作業報告書、納品書、請求書の類がきちんと残されているのだが、その明細を見てびっくり仰天!
素人目には「ちょっとした直し」と見えるものが、一声何十万、モノによっては100万円近くかかっているらしい。

一緒に見聞に行った専門家のS君によると、「バイク好きはちょっとした車以上に費用がかかることなど気にしない、それがバイク好きというものだ!」とよくわからないコメント。
ほぼ5年ほどエンジンを回していない中古でも、保存場所がよかったのが幸いしてか、乗らないことによる劣化はほとんどないそうで、大切にしていた亡き知人の思いを引き継いでくれる人が現れそうな雲行き。

そんなこともあったせいか、連休中にBKBというTVタレントのことがやたらと目に飛び込んできた。こちらは「バイク・カワサキ・バイク」とかいう芸人で、まだ珍しいうちはそれなりに楽しめそうな人だ。

連休の2日目、3日目は事情があってパソコンでの単純作業。

単純作業なので始終TVをつけっぱなしだが、いわゆるワイドショーではショーン川上さんのことばかり報道されていた。

学歴詐称の真相とか、昔を知る出身地の同級生のコメントとか、そんな内容ばかり。

もう少し違う角度からこの問題に切り込むことはできないのか?、と今更ながらマスコミの底の浅さだけが印象に残る報道が多い。

ミヤネ屋などという超低俗番組の中で、司会者に興味本位だけで面白おかしく甚振られてはショーンさんも浮かばれない(別に亡くなったわけではありませんが。またミヤネ屋に対しては個人的な感情にすぎませんが)。

そこで、最後に「ショーンさん問題」に私見で一言。

学歴詐称、これ自体はかの一国の総理殿も堂々とやっているくらい、まさにどこにでもある話で、ショーンさんがちゃんと謝罪すれば済む話。
彼のラジオ番組の会見を聴いてみると、とぎれとぎれの震える声で真摯な反省の弁がとつとつと長時間続き、そのひたむきさや正直さに疑いの余地もない。

病床に逃げ込んだままの甘利何とかに、こんな涙をさそう会見ができるのか!

ワイドショーは、学歴詐称に加え、整形疑惑なども面白おかしく報道しているが、およそそんなことどうでもいいではないか!

少なくとも彼は、人一倍の勉強と努力のすえ一定の見識を獲得したから評価されていたのだし、整形だって努力の一つといえないこともない。

いや今の時代、整形だって「セルフブランディング」のひとつといってもいい。ましてや、あの低音で説得力のある語り口など、血のにじむような努力の末に身につけた彼の「芸」だと思えば、学歴詐称程度のことでそれらを否定することは少なくとも小生にはできない。

ショーンさんの復活と今後の活躍を願っています。

翻って、受験時の要領の良さで「有名大学卒」という肩書を手にして、○○省で大過なく過ごし(要するに目立たず)定年を迎え、関連の財団・特殊法人を渡り歩いて税金を貪り食っている連中や、領収書の必要もない「文書通信交通費」で私用を満喫している議員さん達より、ショーンさんの方がよっぽど人間的に素晴らしい。

どの政党も「過度な学歴社会は是正すべき」という。

だったら、ショーンさんの見識と芸を活かせる道として、次の国政に立候補勧誘するような度量のある政党があってもいいのではないか?

しかし、おそらくそんな政党は出てこないだろう。
どこも、「ワイドショー的世論」程度の批判精神しか持っていないのだから。

もう一度言って見る!

甘利にあのショーンさんのような感動的な会見ができるか!?
安倍に国民を奮い立たせる感動的な演説ができるのか!?

恐らくできはしない。「芸」のレベルでもショーンさんの方が筋金入りなのだから。

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