上海ガニに感激、バンスキングな夜 2
さて上海の2日目。
午前中は仕事の打ち合わせ。消臭剤のこと、セシリア石鹸のこと、上海万博での日本人観光客の急増を当て込んだインターネットサービスのこと、など等。
基本的に面白そうなことには、どんどん積極的にチャレンジしましょう、ということでシャンシャンシャン。
昼食は劉さん夫妻もよく食べに行くという香港系の「竹家荘」という飲茶のお店へ。
大衆的な店で、お昼時でもあり結構込んでいる。
劉さん夫妻がここでも気を使ってくれ、おいしいものをあれこれ算段してくれる。
食事の後にメニューをもらってチェックしてみるが、料理の詳細説明は小生には不可能なので撮影した写真をそのまま掲載します。
食事の後は、定番の上海観光コースへ。 まずは豫園。
もともと一人のお金持ちが母親孝行のために作ったという建物をそのまま保存し、観光スポット化した名所とのこと。
観光客が多く、日本で言えば浅草を思わせる風情の一角である。
中にはたくさんの今風に言うテナントが入居し、一大みやげ物ショッピングセンターといった感じ。
さすが四千年(?)の伝統を誇る中国で、民芸品、漢方薬、お茶屋さん、陶磁器屋さんからスタバ、ケンタッキーの類まで、すべて伝統建築の中に入居している。
ひとまず目に付いたみやげ物屋さんのひとつで、小物入れなどを買う。
ビーズ作りのハローキティやドラえもんなど、本物とは微妙に違う面白そうなコピー商品をいくつか。
豫園を後にして浦東(プートン)の河岸(南浜江:読み方わからず)へ。
対岸に、昔ながらの上海風の建物が立ち並び、その後ろにここ10数年の間に立てられたいくつもの高層ビルが控える。
夜になると多くの建物がライトアップされ、すばらしい夜景の眺めとなる。
映画「上海バンスキング」でもおなじみになったJAZZのメッカ「和平飯店」が見えるので、不真面目なJAZZマニアの小生は和平飯店などを写真に納める。
プートン観光の後は、今日も今日とて足裏マッサージ。
昨日とはまた別のお店にいくが、ここは全身マッサージもやってくれ、快感の局地。
夕食はいよいよクライマックスの上海ガニのお店へ。
上海ガニの旬は10月~12月とのことで実にタイミングがいい。
劉さんは、雄ガニと卵をもった雌ガニを1匹ずつ試してもらいたかったようだが、あいにく土曜日の夜ということもあってお店は超満員、雌ガニは売り切れとのことで、前菜やさまざまな料理の後、雄ガニをいただく。
甲羅の割り方、みその食べ方などを劉さんに教えてもらい食らいつくと、「が~~~ん」と脳天をハンマーで殴られたような感覚。
実にうまい、まさに禁断の味で、「人間はこんなものを食べているから堕落するのだ!」などと哲学的に思索してしまう(ややオーバー)。
上海ガニの余韻に浸りつつ、バンスキングな第二夜は静かにふけていく。