中秋の名月、義政、良寛。
今日は1年で一番月が美しく見えるそうな。
いわゆる「中秋の名月」というわけです。
夜7時半の打合せが終わったら、どこかへ繰り出してみようかと思います。
月といえば思い出すので、足利将軍の義政のこと。
この人、銀閣を作った人として歴史の教科書に出てきますが、武将や将軍、政治家としては二流の人だったようですが、風雅を愛する人としてはいっぱしの人物だったようです。
義政さんの観月法は独特で、時間帯による月の表情の違いや月の出る方角等を綿密に計算したうえで、月をさまざまに愛でるためだけに銀閣を設計しているそうです。
銀閣には、中庭にある池の水に映る月を見るためのせり出しのような装置もあるそうで…。
確かに、金閣が太陽なら、渋い銀閣は月のような印象があります。
せわしない現代ではとてもマネのできることではありませんが、1年に1度くらい時間の経つのを忘れて名月に浸ってみたいものです。
「今宵の月に 寝ねらるべしや」(良寛)