前橋に合併することになった富士見村にて…

すったもんだの末、県都・前橋に合併することになった富士見村というところに行ってきました。
「裾野は長し…」の赤城山のふもとにある、のどかなところでした。

富士見というくらいなので、晴れた日には遠く富士山が見えるはずですが、「本当かいな?」疑いたくなるようなところでした。
午前中の前橋市内での商談を終え、お昼時に役場近くに落としてもらったのですが…。

昼飯食べようとしても役場の近くに食堂らしきものがありません。
ようやく見つかった「赤城食堂?」なるお店に入り、ソースカツどんセットというものを注文しました。
値段は安く、珈琲もサービスしてくれ、お見せの人は大変いい人たちなのですが…。

セットのラーメンのスープをすすってみてびっくり!
出汁もへったくれもなく、ただ醤油をお湯で割ったようなスープ、しかも少しすっぱい味がします。
海の家のラーメンでももっと気が利いているよな~、などと思いながらも空腹には勝てずソースカツどんともども一気に食べ終わりました。
でも不思議なことに食べ終わる頃には味に慣れてしまったのでしょうか?
醤油のお湯割りスープに何となく愛着が芽生えてくるのを禁じえませんでした。
これって、究極の裏技かしら、そんなことあるはず無いですよね!

食べ終わったのが12時過ぎで、午後の用件は13時から。
役場で観光パンフを熟読し、帰りのバス時間をきちんと確かめ、用事が終わったらすぐ帰ろうと思っていたのですが。

実際に帰れる状態になったのが、14時直前。
「ありゃ~、確かバスの時間は13時51分のはず、仕方ないタクシーかな?でもタクシーはどこに行けば乗れるの?」などと、思いながら一応バス停に向かって歩いていると、なんと定刻10分過ぎほどでノンビリとバスがやってきたのでした。

前橋駅行きのバスに乗り込んでびっくり、なんと誰も乗ってません。
ローカル線の始発電車のような雰囲気です。
25分ほどかかる前橋駅までの道中で、新たに乗り込んできたのもたった一人のおばあさんだけ。
運転手を入れてもたった3人で贅沢に重油を使いながら、一路前橋駅を目指すバスは、料金がどんどん上がり終点まで行くとなんと420円にも跳ね上がりました。

結構高いよね!と思いましたが、ポカポカ陽気の秋に日差しをあびてゆったりとした少しいい気持ちになりました。

それにしても、バスに乗ったの何年ぶりだろう?

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