半沢直樹第八話「あんたこそ大馬鹿だ!」の相手は大和田ではなく…

…いつもタブレット片手に数字ばかり見ているちんけな男だった。

全てを数字で把握すれば理解したつもりになっているこの男は、銀行内では「切れ者」とされている。
大和田も、うまくいけば頭の上のうるさいハエ・半沢と交代させる目論見があったようだが、模擬金融庁検査とやらの茶番の中でいとも簡単に半沢にやられてしまい2度と出番はありそうもない。
役柄の名前も記憶に残らないような、存在だった。

したがって「どんなシチュエーションで誰に」対して「あんたこそ大馬鹿だ!」というセリフを吐くのか関心を持って見ていたが、相手は大和田ではなく眼鏡のちんけなタブレット男だったというわけだ。

一方、近藤・タミヤ電機の筋から大和田の新たな不正が予告され第八話は終了。

数多くの大和田サイドの不正は、わかってみればかなり単純な仕組みで、手口も迂回融資を隠すため決算書の関係ページを差し替えるとか、息のかかった人間で取引先の経営陣を置き換えるという古典的なもの。

東京中央銀行は「日本経済を支えるメガバンク」という設定だが、大銀行の中でこんな単純な悪さを誰も見抜くことなく大和田の出世街道を黙ってみてきたことが不思議。
TVドラマだから仕方ないとはいえ。

ともかく、これでようやく勧善懲悪のフレームがはっきり見えてきた。

次回は最終回?
腑に落ちる結末を期待したい。

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