地方都市のターミナル・高崎駅と八高線
駅前にオフィスを持ってから電車で移動する機会が増えた。
高崎駅には、上越・信越新幹線と高崎線、両毛線などいくつかのJR在来線、さらに上信という私鉄が乗り入れている。 北関東随一の鉄道のターミナル駅なのだ。
このあたりの事情は、子供のころから「上毛かるた」に慣れ親しんだ群馬県民は、「関東と信越結ぶ高崎市」という「か」の札とともに承知している。
その中に、おそらく八王子と高崎をつなぐことから名づけられた「八高線」というローカル路線がある。
今日は、所沢の顧客にいくのに、この八高線を利用してみた。
八高線は3番線というプラットフォームから出るのだが、この3番線の場所が分かりずらい。
2番~4番のプラットフォームを上野方面にしばらく歩いていくと、突然のようにこの3番線は出現する。
すぐ近くには「0番線」という奇妙な名前の私鉄・上信の乗り場があり、このあたりやや「珍百景」っぽいところがある。
八高線は基本全て各駅停車のワンマンカーらしい。 電車にワンマンカーというのがあるのを初めて知った。
ワンマンバスのように、ブザーを押さないと駅に止まらないわけでは、もちろんない!
しかし止まる駅によっては、ホームが短いせいかドアが全部開かないことがある。 ドアもボタンを押さないと開かないようになっているらしい。
また、電車内に両替機があり無人駅に降りても乗り越し清算できる仕組みになっているらしい。
(全線25駅ほどの駅のうち、7駅ほど無人駅があるようだ)
結構面白そうな電車だが、いつまでたっても開かないドアの前で乗り過ごしてしまうような人は、とりあえず見かけない。
おそらく、利用者は沿線の学校や会社に通うため八高線をいつも利用している人たちばかりなので、そんなへまはやらないのだろう。
小生のように、仕事の都合でたまたま利用する一見さんは少ないのだろう。
電車は高崎から藤岡を抜け埼玉県に入り、埼玉西部の田園~丘陵地帯を通って延々と東京八王子まで行ける。
桜や紅葉の時期の気持ちいい昼下がりに、お弁当でも食べながらゆっくり乗ってみたい路線だ。
「ぶらり途中下車の旅」に出したら面白そうだが、沿線にそれほど特徴ある店や名所があるわけでもなさそうだ。