嬬恋村はバラギ湖近くのプチホテルマニトゥ
仕事で(!)嬬恋村はバラギ湖(バラキ湖だとばかり思ってました)近くの「プチホテルマニトゥ」に行ってきました。
嬬恋村では最近「日本愛妻家協会?」なる団体が、キャベツ畑の真ん中で愛を叫ぶイベント(キャベチューというそうです)をやったことでほんの少し話題になったところです。
よく静岡の妻恋と間違われるそうで、「拓郎のコンサートはいつですか?」などと聞かれることもあるそうです。
マニトゥとは「森の要請」という意味だそうで、バラギ湖の近く標高1400メートルほどの高原にあります。
小生の仕事は、スキー客の減少、客単価の低迷に悩むペンションオーナーが、もう一花咲かせるために企画している設備投資について相談に乗るということでした。
ホテルについてみると、左手に白根山、右手に浅間山、後ろに吾妻連峰がひかえる、まさに絶景の立地でした。
この景色だけで、結構付加価値が高いと思いました。
しかし実際は…。 スキー客でにぎわったのは昔のことで、最近では長野の菅平のラグビーを追って、少年サッカーチームの合宿などの団体客が中心だとのことです。
少年はお金を持っていません。
まして団体客なので、一人当たりの客単価も低いとのことです。
このままではジリ貧なので、近隣で高級路線への転換に成功している事例もあり、ペンションとしてのコンセプト変更とそのために必要な設備投資について相談に乗ってほしい、とのことでした。
あれこれいろんな話をしたのですが、結局、設備投資にお金を使うかどうか、それも借入してまでもやるかどうかは、企業家の孤独な結論でしかありません。
お金を使ったら成功するための工夫と努力を<成功するまで>愚直に続ける、という確認をしただけのように思います。
つきつめれば、「成功の鍵」は「成功するまでお金が続くかどうか?」にしかないようです(弊社もそれはまったく同じ)。
地元産の安全な野菜や川魚などの食材を使ったイタリヤ料理や手作りのパンがオーナーのご自慢のようで、この景色をつまみにそんなおいしいものが食べられるのなら、今度はぜひ仕事でなく行ってみようと思いました。