市町村の変貌、盛衰
銀行から取引先を2社回り、会社に帰ったのが8時過ぎ。
佐波郡の東村から伊勢崎を抜けて帰ってきたが、オートレース場周辺の変貌振りにはいつも驚かされる。
大規模なショッピングセンターからシネコン、パチンコ屋、ゲームセンター、飲み屋、風俗店まで、まるで「群馬の中心繁華街はここですよ」と言わんばかりにさまざまな店が進出を続けている。
小学生のころ群馬県の市町村は、人口の多い順に前橋・高崎・桐生…と覚えたものだが、最近では高崎の次に太田・伊勢崎と続くのだそうだ。
なかでも伊勢崎の成長振りは目覚しいらしい。
一方坂口安吾などの文人が好んだ文化都市桐生は、人口減少が続き中心市街地もパッとしないと聞く。
桐生は周囲を山に囲まれていて平らな土地が少ないので、発展の余地がないことが停滞の大きな理由なんだそうだ。
「桐生は日本の旗どころ」からどのように脱皮を遂げていくかが問われているのだろうが、あまり明確なビジョンが見えてこない。
市町村の合併が本格的になっているが、どの中核都市と合併するかでさまざまな思惑があり、結論が一筋縄ではいかないケースもあると聞く。
会社と同じで、長い間には市町村の盛衰もあるものだなと改めて感じる。
わが高崎市は、これからどんな消長を見せていくのだろうか?