幸煎餅さんにいただいた「七福神あられ」をご紹介します。
「七福神」という神様たちがいる。
名前だけは誰でも知っている恵比寿様や大黒天、謙信ゆかりの毘沙門天、紅一点の弁財天、枯れた老人パワーを感じる福禄寿と寿老人そして布袋様がその面々だ。
この神様たちも元をたどれば、インドのヒンドゥ教や中国の道教や仏教にその由来があるものに、日本古来の神様が入りまじり、いわば「呉越同舟」で成立したきわめて日本的な縁起物の一つのようだ。
一般的におめでたい席や出来事に使われる象徴的な縁起物とされるが、今日は七福神の考古学がテーマではない。
群馬の前橋にせんべい造り100年の老舗「幸煎餅」さんというお店がある。
このお店の「七福神あられ」や「七福神せんべい」は、縁起がよさそうな店舗や商品のネーミングで年末年始の贈答や祭事、祝い事によく使われているようだ。
実際小生も、年末になると母親に「正月用の七福神あられを買ってきて」と頼まれる。 高齢者同士で送りあったり、お茶のお供にとても重宝するお品なんだそうだ。
さて今日はこの幸煎餅さんに仕事の打ち合わせでお邪魔して、「七福神あられセット」と「おいしいハート」という女性向けのおせんべいのセットを頂いて帰ってきた。
コワーキングスペース「Somethin’ Else」の来訪者たちとシェアしながらいただこうと思いますが、ベストセラー「七福神あられセット」を写真入りで少し詳しく紹介してみたい。
まずはパッケージ。
贈答用だけあって包装紙にも七福神が描かれ、しっかりと「モンドコレクション2012 最高金賞」のラベルが貼られている。
モンドセレクションは味の相対評価ではないが、目のこえた専門家や批評家の評価なのでこのラベル1枚で品質への大きな信頼性を感じる。
開缶してみるとこれまためでたい感じのアルミ製の化粧箱が出現。
缶のふたには七福神が宝船に乗った構図、側面には季節感を感じる楽しいイラスト。
食べ終わった後も、缶だけ残しておきたいような存在感がある。
さて、あられの味は。
恵比寿天(えび)、大黒天(青のり)、毘沙門天(カレー)、弁財天(バター)、福禄寿(しそ)、寿老人(唐辛子)、布袋様(チーズ)と、順番に2サイクル食べてみる。
サクサク口当たりがよく、小包装なのでそれぞれの小袋に印刷されたありがたい神様と味を確認しながら食べるのが楽しい。
個人的な好みでは、まずしそ味、次に青のりといったところかな。 一口サイズの小さなあられなので、2周しても(つまり14枚食べても)おなかにもたれてこないのがいい。
これなら、晩酌の肴の〆にいつも食べているアーモンドやバタピーの代わりになりそう。
何せ豆類は歯に詰まるのがうっとおしいのだが、七福神あられはそれがない。
早速今日から実行。 フレッツ光の景品でもらった「会津誉」の吟醸酒と「いわな一夜干し」もあるし、〆に七福神あられと今夜は頂き物中心にいこう。