座ると電車乗り過ごしちゃうから!
朝から東京に行き、今最終の高崎線で帰る途中。
1両に10人くらいしか乗ってないガラガラの最終電車でパソコンを広げ、これを書いてます。
先ほどから小生の前に初老のサラリーマン氏が立っている。
だいぶ飲んでいるらしく、両手でつり革につかまり立ったまましっかり寝ている。
定年間近だろうか?、頭は見事に禿げ上がって、年季の入った達人サラリーマンという風情だ。
肖像権を無視して写メでもとりたくなるような、アッパレな寝顔である。
この人、おそらく座席に座ると本格的に寝てしまい必ず降りる駅を寝過ごしてしまうので、長年にわたる努力の末立ったままスリリングに眠る技を身に着けたのだろうと思う。
先ほどから、今にも倒れ後頭部を打ち、もし打ち所が悪ければ…、もし強烈なヘッドパットが小生のパソコンを直撃したらどうしよう…、などといさか心配になってしまうほど、体を上下左右にくねらせゆらゆら揺れながら目を瞑っている。
いったいどこで降りるつもりなのだろう?
もしかしたら、立ったまますでに降りる駅が通り過ぎてしまったのだろうか?
だとしたら、それはそれですごい!