日本製マシンの「初期不良?」ってそんなにあるの?
日本製の車は、ときたまりコール騒ぎがあっても、欧米の大衆車のように「この車はこの部分に致命的な欠点がある」ということは少ない。
また、故障も比較的少なく、けなげにきっちりと動く自動車を人によっては「日本車は個性に乏しい」などということもある。
まさに技術立国日本の面目躍如といったところで、精密機械を作らせたらやはり日本の技術は世界に誇れるレベルである。
きちんと動くかどうかのレベルで「個性」云々をいうのは、やはりへそ曲がりの言い分に過ぎないと思う。
しかし、そんな日本車でも個体によっていわゆる「あたりはずれ」はあるという。
最近お客さんから預ったサーバーマシン!、廉価な外資系製ではなく超一流の日本メーカーの機械なので、安心していたのだが…。
このサーバー、OSをインストールして少しいじっているとすぐフリーズしてしまい、仕方ないので強制的に再起動をかけると、××エラーというメッセージが出て正常に起動してくれない。
サポートを呼ぶと、いわゆる「初期不良」とかで、CPUだのマザーボードだのを交換してくれるが、同じ症状がすぐ現れる。
もちろんOSをインストールしただけでは納品にはならないので、またサポートをお願いせざるを得ないのだが、納期が着々と迫ってくるので安閑としていられない。
サーバーマシンは初期不良があっても車のように人の生死につながるわけではない。
とはいえ、こんな状況では今後ユーザー環境に設置しても順調に稼動してくれるのか不安になってくる。
些細な経験からすぐ「技術日本の衰退」などという結論を出すわけではないが、なぜか日本メーカーのサーバーマシンに関しては、「あたりはずれ」が結構あるような気がしてならない。