最近の読書日記

1.茂木健一郎 「脳内現象―〈私〉はいかに創られるか」
養老さんのお弟子さんの一人(?)と思い、気鋭の脳科学者とのことで購入。
「私が死ねば(=私の意識が消滅すれば)世界が終わる」という誰でも感じている実感と物体としての脳の関係を書いている。
文章は平易だが言わんとしていることは結構難しい。
小生ももちろん感じているところの「私が死ねば…」という直感を理論的に突き崩してくれるかもしれないとの期待をもって読んでみるが、さしたる感動はない。
理解不足なのか、論拠不足なのかの判断も付かない。
もう2~3冊読んでみよう。
2.伊坂幸太郎 「ラッシュライフ」
電車のお供に駅の本屋さんで購入、はっきり言って時間つぶしになれば何でも良かったが、平積みで目立っていて小説の舞台が仙台らしかったので購入。
いくつかのストーリーが平行して進んでいくが、ひとつひとつのストーリー自体はとても陳腐で面白みがない。
まだ終わっていないので最後にどんな結末が待っているのかわからない。
でも最近評価の高い若手とのことなので、もう少し我慢して読んでみよう。