群馬県富岡市 長学寺
仕事の帰りに前から少し気になっていた、富岡市の長学寺というお寺さんに寄ってみました。
日本ではここのところ毎年の自殺者が3万人を越え、先進国では異常な状況になっています。
そんな中で、このお寺さんは自殺防止の心のケアに取り組んでいると以前TVで紹介されていたので、一度行ってみようと思っていたのです。
特別に相談ごとがあるわけではありませんが、なんとなく気になっていたのです。
富岡から安中・高崎方面の10号線に入り、黒岩を過ぎてすぐ左手に山をしばらく登ったところにお寺はありました。
車で5分も登っていくと、ほとんど人もいない、車も通らないような場所になります。
道路状態もあまりよろしくなく、途中途中に案内の看板がいくつかあり、まるでこのお寺のためにあるような道でした。
境内の左手に永平寺の改組・道元さんの立派な像があったのでパチリ。
道元さんは、悟りを開くには難行苦行ではなく、「ただひたすら座って瞑想する」(只管打坐・しかんたざと言うそうです)ことを薦めたそうです。
ヨガの教室に通い、少しばかり瞑想の真似事をやってもすぐ頭の中が煩悩で一杯になってしまうので、只管打坐の精神に触れることができるかな?、などとこれまた下世話な思いで参拝してきました。
長学寺は、関が原の褒章で富岡に封地を与えられた加賀・前田家の分家の菩提寺でもあるそうです。
標高は300メートルほどですが、紅葉の季節はとても風情があると言うことなので、また秋に訪れてみたいと思います。
周囲には手ごろなハイキングコースもいくつかあるようでした。