老々介護、Row Row Your Boat…Life is but Dream!

老々介護…今ではどこにでもある当たり前の風景。

定義でいえば、65歳以上の高齢者が自分の父や母を介護すること。日本社会の高齢化はとどまることはない。

自分もそんな年齢になって、母親が毎日「やれここが痛い」とか「今日は食欲がない」とか「生きてても意味がない」などと言って、その度にあっちのクリニックに行って、今日はこっちの病院に連れて行って検査などと、ある意味振り回されている。

年を取ればだんだん子供に帰ってわがままになるのだから、仕方ないことなのだろう。

しかし、この「老々介護」という言葉を思い浮かべるたびに、その昔、中学一年で英語の勉強を始めたころに教師が教えてくれた「Row Row Your Boat…」のクオリアがよみがえってくる。

英語圏民謡の「Row Row Your Boat…」の全文はこうだ。

 Row, row, row your boat
 Gently down the stream
 Merrily, merrily, merrily, merrily
 Life is but a dream

漕げよ漕げよ下流に向かって、楽しく漕げよ、人生は夢のようなものだ!

確かに、数十年からせいぜい100年しかない人生なんて、一瞬の夢のようなものなのだろう。流れも確実に下流に向かっている。生まれた時が一番若い。

ストライサンドが歌えば「Life is a Moment to Sapce」だし、秀吉なら「なにわのことは夢のまた夢」となるのだろう。