GAFAだ、アメリカだ、中国だ!バカバカしい争いは破滅まで終わらない!?
私の会社が経営しているSomethin’ Elseは、「日経Office Pass」というサービスの提携スペースとなっていて、会員企業のユーザーはスマートフォンのコードを提示するだけで利用することができます。
この「日経Office Pass」サービスをサポートしている会社が株式会社OPT Incubate(オプトインキュベート)ですが、創業者が先ごろ上梓されたという書籍を送ってくれました。
「GAFAに克つデジタルシフト」という本なので、少し真面目に目を通してみようかと。
書名から察するところ、どんな業界の会社もデジタルシフトして人材を育てないとGAFAや中国BAT(バイドゥ、アリババ、テンセント)に飲み込まれる日がやってくるぞ!という経営者向けの警鐘本のようです。
経済的な状況認識としてはその通りだと思うし、日本企業のデジタルシフトは確かに遅れていると思います。
しかしながら、プラットフォームの主人公をめざしなりふり構わず戦っているGAFAやBAT、それを追いかけるSBなどの日本勢がやっていることは、1企業のサスティナビリティには沿っていても、地球や人類の継続可能性からみるとはたしていかがなものなのでしょうか?
アメリカだ、中国だ、いやイランだと尊敬できないリーダーたちが引っ張っている国レベルのバカバカしい競争にも同じ印象を持ちます。
破滅まで突っ走るしかないのが人間のサガなんですね、やっぱり。
昔マルクスという人は、「資本は自己増殖する」と資本や商品の貪欲さを言い現わしましたが、自己増殖の行きつく先は、すべての破滅が待っている、そんな憂鬱な気分にもなるこの頃。
自分の足を食べて空腹を満たすタコのようなものですかね、人間を人間の経済というやつは。
私が与したいのは、この程度のナショナリズムなのです。
頑張れ日本ラグビー!決勝まで行くぞ!(笑)