The darkest hour is always just before the dawn.
誰が言ったか知らないが、「夜明け前が一番暗い」そうな!
先週の土曜日、3月の渓流解禁以来5回目の釣行。烏川上流の川浦橋に行ってみた。
午前中に片付け仕事をやってたので、河原に降り立ったのが午後の2時を過ぎる頃。
橋のすぐ上流でフライを投げてみても案の定、しばらくの間お魚の気配がない。
過去4回の「坊主」の不安が頭をよぎる。
「あー、また今日も!? なんだか年々釣りが下手になっていくみたい!」となかば自嘲気味に川をさかのぼっていくと、階段状の魚道の下にできた小さな落ち込みがあった。
そして、信じられないことだが、その落ち込みで何匹かのヤマメ君が派手なライズを繰り返しているではないか!
結構いいサイズ! まさにスーパーライズ!
普段は不用意にポイントに近づいてしまう下手な釣り師も、この時ばかりは慎重にアプローチ。
まだその季節ではないカディスをそっと投げてみると、1投目で20センチオーバーを取り込み写真撮影のあとリリース、そして3投目でなんと25センチオーバーをゲットしてしまった。
「シーズン初物! やっぱりこの川にもヤマメ君はいたのか! 上州漁協も少しは仕事してるんだな! The darkest hour is always just before the dawn.!」としばし大げさに感激し、今日は次から次へと至福の時がくるはずとウキウキしてしまいました。
…
しかし、その後6時半ころまで粘り、夕方のマズメ時に再び例の落ち込みにチャレンジしてみましたが、昼間のようなライズもなく川とお魚はまたもや小生のフライに沈黙を続けるのでした。
結局、フライに魚が出たのはトータルで3回。うち2回に取り込みに成功しているのだから、「もしかしたら腕が悪いのではない?」などと少し自信回復。
それにしても、あの2時過ぎのヤマメ君のフィーバー一体なんだったのだろう?
フライフィッシングに、また新しい「???」が生まれてしまった。