FileMaker入門レベルの知識でiPhoneアプリ風レイアウトを簡単に作れるのか?
はじめまして。9月からフェアマインドのスタッフに仲間入りしました。尾形です。
先日開催された「群馬FileMaker 勉強会 #3」で、FileMakerに関する発表を…と、いうことで、FileMakerの勉強とiPhoneで動く簡単なお小遣い管理アプリ風レイアウトを作って感じたことを紹介したいと思います。
経験0からのファイルメーカー入門!
私のファイルメーカー知識レベル
私は前職ではVB.NETとSQL Serverを得意とするプログラマーだった為、「ファイルメーカー」という単語は聞いたことはありましたが、実際に使ったこと・開発した経験はありませんでした…
SQL Serverを使用する開発経験があるので、SQLには多少の自信があり、「データベースに関する知識をうまく活かして開発できるかな?」というところからのスタートでした!
まずはファイルメーカーの使い方から!入門書を参考にサンプルを作って実践!
最初は「まずは触って覚えよう!」と思って、ファイルメーカーを触り始めたのはいいものの、やっぱり始めて触るソフトはよくわからないことだらけ…
社内資料ではありますが、入門書を借りて、まずは簡単なデータベースの作成とそのデータベースを参照・検索するレイアウトを仕事の合間をぬって勉強・作成すること2時間。大体の概要を把握できるようになりました。
「群馬FileMaker 勉強会 #3」での発表では、入門書で勉強したようなことと同じようなレイアウトを作っても面白みに欠けるので、せっかくならiPhoneで動くものを作ってみようとチャレンジしてみました。
ファイルメーカーでiPhoneアプリ風なレイアウトを作成
「iPhoneアプリ風な」と言っても「iPhoneで動く」というだけで、実態は「FileMaker Go」というアプリから動かすことになります。
それでも、業務アプリ開発を主にやってきた私からすると「iPhoneで動かせるアプリのようなものが簡単に作れる」ということはかなり感動的です。
1つの言語を覚えるためにはそれなりの時間が必要になりますので…
実際にiPhone用のレイアウトを作ってみて思ったことが「PC用でもiPhone用でも中身の作り方がほとんど一緒」ということでした。
入門書で勉強をしたことをiPhone用のサイズのレイアウトで組んでいけばいい為、「iPhoneで動かすために新しく勉強をする」ということが殆ど無かったのはちょっと感動しました。
実際に作っったレイアウトが上の写真のようなレイアウトになります。
日付、金額、備考を入力をしてデータ追加、日付指定でその日に使った金額の一覧を表示するといった簡単なものです。
作成時間は2時間程。
ファイルメーカーの勉強を始めて4時間程で簡単にiPhoneで動くレイアウトが出来上がりました。
モバイルデバイス用アプリの開発に活躍するのでは!?
今回作ったものはごくごく簡単で実用的ではないですが、同じようなものを作ろうとしても、コードを書いて画面を作る言語だと同じ機能のアプリを同じ時間で作るのは大変だと思います。
それが、ファイルメーカー覚えたての未経験者でも簡単に作れたのです。
最近は、衣料品店で店員さんに「このズボン、別のサイズありますか?」と聞いたらおもむろにiPhoneらしき端末をポケットから出して在庫を調べてくれたという経験もあるので、業務レベルでモバイル端末の活躍の場はどんどん広がってきていると肌で感じています。
モバイルアプリ開発の為に新しい言語を勉強するのは大変なことですが、ファイルメーカーを使ったモバイル端末でも動くアプリケーション作成が「意外と簡単」と思う人が増えて…
- 開発に入りやすいので、開発者がだんだんと増えてくる。
- 開発者が増えたので、客様の要望にお応えできる幅も増えてくる。
そんな流れが生まれるといいなと感じました。
iPadで絵を書くこともできますし、IMEの設定などもできますので、アイデア次第でいろいろなことができると思います。
参考: