ニッチな機能あります。FileMaker数字関数(後編)

こんにちは。スタッフの今井です。

前回のFileMaker勉強会では、数字関数について発表しました。
数字関数のなかでも「これは使いそうだな」と思うものをピックアップして(前編)と題して発表したのですが、せっかくなので今回の勉強会では(後編)の発表を行ないました。

しかし、ニッチな機能すぎていつ使うのかわかりづらいラインナップとなってしまったため、今回はあっさり目に紹介していきたいと思います。

数字関数まとめ(後編)で取り上げた関数一覧

Exp 指定した数値で累乗した定数「e」の値を返す。
Ln 数値の自然対数を返す。
Lg 数値の2を底とする対数を返す。
Log 数値の10を底とする対数を返す。
Mod 除数で数値を割った後の余りを返す。
Random 0以上1未満の乱数を返す。
SetPrecision 小数点以下16桁から400桁の制度であらゆる計算をする。
Sqrt 数値の平方根を計算する。

…一応まとめては見たのですが、さすがにこれだけだと勉強した感じがしないので、この中でも使う機会が多そうな「Random」関数について取り上げていこうと思います。

Random関数について

Randomは引数がないという珍しい関数です。
「x * Random」という感じで使い、Randomは0以上1未満の乱数を返します。
弊社スタッフの尾形が、「脱外部サービス!ビバ自社ツール」なアプリとして「順番決めアプリ」をFileMakerで作成した際にも使われた関数です。
自分はまだFileMaker勉強中なので、アプリなどという大層なものは作れませんが、サイコロを振る機能だったら作れそうだったので作ってみました。

サイコロ機能

num_func2_2

ボタンを押すと、サイコロの一面をランダムで表示するように作成しました。
これに使った関数は、「Random」と「Ceiling」です。

試しに60回振ってみました。出た目がサイコロみたいにランダムで出るか確かめてみます。

1 9回
2 10回
3 12回
4 6回
5 7回
6 16回

ちゃんと正しく機能してると思います。
なんとなく6に傾いている気がしますが、全部の目がきっかり10回出たら逆にイカサマっぽいのでこれでいいと思います。

まとめ

3月、4月と数字関数について取り上げましたがいかがだったでしょうか。
人にものを尋ねるときはまず自分からといいますが、自分としては「種類多いな!」というのが第一感想です。
正直、これだけ種類があっても「使う機会あるの?」とか思いますが、案外FileMakerをいじっていると「あの時勉強したやつ使えそうだな」という機会があります。
1つでも多く関数を知っているとシステム開発に便利なことは間違いないと思います。
この記事がふとした時に、皆様の役に立ったら嬉しいです。

それでは、読んでいただきありがとうございました!